市原グリークラブ

2018五井カソリック教会クリスマスコンサート

市原グリークラブ


 五井カソリック教会クリスマスコンサートは2018年12月23日(日)に行われました。今回もテノールの松尾さんのご尽力により実現することができました。この教会は松尾さんが信仰しているカソリックの教会で五井の駅前通りに面した大きな教会です。


 コンサートは12月23日の日曜日の午前中のミサの中で貴重な時間を取っていただき行われました。グリーの演奏会と言えば、当日の事前練習で発声練習から始まり重点ポイントのおさらいを実施して万全の態勢で臨むのは常でしたが、今回は時間の都合から発声練習もなしで本番に臨むことになりました。心配はありましたが集合した団員はやる気で一杯、控室はむんむんとして熱気がありました。ミサを覗いてみると聖堂は信者の皆さんで一杯、その数200人以上、一瞬緊張感が走りました。控室ではめいめいが発声練習代わりに唸っている人がいたり、楽譜に目を通して最終確認をする人がいたりして、間もなく出番が近づいてきました。11時10分過ぎミサが終わって我々のコンサートの準備が始まりました。その間、信者の皆さんはいったん休憩に入り、コンサートの前にはまた聖堂に集まりコンサートを心待ちにしているようでした。この中には毎年我々のコンサートを聴いてくれた人も何人かおられるのを確認できました。


 演奏時間は15分いただいていたのですが我々の最低5曲は歌いたいという希望から演奏予定時間は18分になります。白のブレザーで祭壇前に整列して、音取りの音が流れて鼻音でフォローしても第一声が出るまでは不安はありましたが、先生の笑顔と第一音のハミングのハーモニーを聞いて安心しました。


 第一曲目はグノーの「キリエ」、タクトが振られて第一声が発せられました。うまく出たと一安心、それにハーモニーもまあまあ、この調子で一気に乗りきろうと足掻くこと5分、男声合唱の響きが聖堂の奥まで満ち溢れ,荘厳な雰囲気の中で信者の拍手が鳴響きキリエを終えることができました。

 第2曲目は同じくグノーの「アグヌスデイ」です。キリエに比べて素直な音階で歌いやすいメロディですので自信はありました。喉もキリエで温まって準備OKです。信者の皆さんの息遣いが聞こえてきそうな雰囲気の中で合唱が始まりました。男声合唱の和音が再び聖堂に響き渡ります。山本康童先生の指揮が勢いを増して笑顔が大きくなってきました。練習なしの本番でこれくらい歌えばOKか、と錯覚してしまいそうな安堵感が団員には確かにありました。キリエにも劣らない大拍手に再び襲われ、はっと我に返って、、、

 第3曲目は、「きよしこの夜」をドイツ語で歌います。練習では音程だけでなくドイツ語の発音を厳しく指導を受けてきましたが、それがうまくいけば日本語の「きよしこの夜」ではとても実現できない美しいハーモニーが信者の皆さんを感激させるはずです。でも練習不足は否めず言葉が縺れたり待てなくて飛び出したり散々でした。この曲は簡単なようですが残念ながら今まで完全に歌えた記憶がありません。でも再びの大拍手に反省も忘れて、、、

 第4曲目へ、アルカデルト作曲の「アベマリア」です。この曲は歌っていて男声合唱の素晴らしさを感じさせてくれる曲できっと聞いている人もそう感じていると想像しながら歌ってしまいます。この曲になるとなんか全員が元気になったみたいで乗ってきました。喉も潤って絶好調になってきたと感じられました。荘厳なハーモニーが聖堂の天井に消えた後、嵐のような拍手が襲いふと我に返ると、演奏は最後の曲に進んでいました。

 第5曲目は「ハインリッヒ」シューベルトのドイツミサに中にある1曲で、そのハーモニーの美しさは比類がないくらい有名な曲で、合唱団のレベルがすぐわかってしまう怖い曲でもあるのです。この難関をうまくすり抜ければ今日は大万歳です。テノールさえ下がってくれなければと祈りながらバスが下を支えています。バスも一緒に下がればハーモニーは成り立つのですが、バスは下の“エフ”に張り付いてそれより下を歌えないのでどうしてもそこが壁でハーモニーが崩れてしまいます。さて今日は、多少の不安定なところがありましたが私のパートのバスを置いてくぼりにするような問題はなく無事終了しました。

 最後にさらに大きな拍手の中に、18分という短いが充実したクリスマス演奏会を終了することができました。演奏会が終了後、信者の皆さんと交流する黙想会が開かれましたが、予定のある人がほとんどで今回は残念ながら出席者は、鈴木団長のみになってしまいました。

 毎年、苦労してこのクリスマスコンサートを企画し推進していただいたテノールの松尾さんに感謝申し上げるとともに、黙想会に参加できなかったことをお詫び申し上げます。

 音楽的には満足はできませんが、多忙のこの師走に全員そろってクリスメスコンサートが開けたことを心から喜び、山本先生はじめ団員の皆様に感謝申し上げます。

いよいよ、明日24日は姉ヶ崎キリスト教会のクリスマスコンサートです。みんなで大いに楽しみましょう。

バス:桐田勝夫

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