合唱団訪問(パープルエコー)
合唱団訪問(パープルエコー)
5月22日に「パープルエコー」さんを訪問しました。 場所は八幡宿の青少年会館です。練習開始は14:00からでこの日は16名全員がお集まりでした。指導者は秋本康子先生、伴奏者は門田みはる先生です 。
練習は体操で始まります。手を頭の上で組んで、上半身を横に曲げながら息を吸って、吐いてを繰り返します。大きなボールを抱えるような体勢で肩甲骨を開いて閉じて伸ばします。 腕を交互に伸ばしたり縮めたりして片回し前から、後ろから4回。首回し右から左から、上下と続きます。秋本先生が来られて手先ブラブラ、グーパー連続10回、膝の曲げ伸ばしと体操が続きます。ボキ、ボキ音も聞こえます。最後に深呼吸をして終わり。 先生は合唱する為の運動として息を吐くことを大事にされます。“吐き切ったと思ったところからもっと吐く”、“もう無いと思ってからもう一回吐く”、“スッーと力強く吐く”、“腹筋を使って弾き返すように吐く”練習が良いと言われました。姿勢も大事で壁際に立ち、頭、背中、お尻、踵を壁に付ける。壁に付けた背中とお尻の間の隙間が無くなるまでインナーマッスルを使って吐く練習も良いとおっしゃいます。ちなみに私も一緒にやりましたが隙間は無くなりませんでした。吐く力が無い。 発声練習が始まります。ドミソミドの音階でミ、ミ、ミ、ミーで始まり半音ずつ上げてソプラノが苦しくなったら下げます。次はドレミファソファミレドの音階で最初はムで次はメのように言葉を変えながら半音ずつ上げてやります。次は5度飛び、それが終わったら半音の動きをやります。上がるときは多少多めに、下がる時は少なめにと指示がありました。 次はドミソドソミドをマミムメモと音を変えながら3人ずつで発声練習です。アルトから順にソプラノまでやりました。人数が少ないのでサボることはできません。ソプラノは4人でしたが音が高くなると元気が出てきます。 最後はカデンツです。パートに分かれて発声します。最初はハモッていますが半音ずつ上げて行くと途中で音が分からなくなり難しいです。何回かやって最後には綺麗な和音が聞こえました。
歌の練習に入ります。最初の曲は武鹿悦子作詞、大中恩作曲、組曲「手紙」の中の「手紙」です。注)武鹿悦子さんの詩に大中恩さん曲を付けた曲をネットで調べましたがこの曲の記事は見つかりませでした。歌詞は私が聴き間違えているかもしれませんがご了承ください。 花弁の手紙も、葉っぱの手紙も、送り届けた後、川は、川は、自分の果たした役割を、そっと思い返している。で始まるこの曲は本当に季節の便りが聞こえてくるようです。 入団して間もない方がおられるので一通りパート練習をしてから3部合唱で歌ってみます。アルトにさっき練習した半音の動きが出てきます。 1番の歌詞、2番の歌詞と練習は進んで行きます。パート毎に練習し、次は2パートで音を確かめながら練習、最後に3パート合わせての練習です。 “粉雪の手紙”は粉雪が落ちて来るように、“毎日、毎日”は押し込みながらなど注文が付きます。和音が決まらないと“皆が揃わなくちゃー”など何回も先生は歌ってみせて指導されます。 私はこの曲を初めて聴きましたがちゃんと歌詞を書き取れました。歌詞がよく聞き取れるのは全員が揃って歌っている証拠ですね。
次の曲は「秋」です。パート練習をしてから合唱練習に入ります。 動かない天と動かない大地の間を風だけが流れてくる。いつしか辺りが鈴虫のような遥かな星からの呼び声でいっぱいになる。など歌詞を読んで先生の解釈を聞きます。 歌声を聴いていると秋の夜に満天の星の下、風が吹き抜ける野原に立っている情景が浮かんできます。
最後は映画音楽から2曲。映画ゴッドファーザーから「愛のテーマ」。ゴッドファーザーはイタリア系マフィア一家の盛衰を描いたアメリカ映画で、サウンドトラックに流れる「愛のテーマ」が大人気となりました。 “広い世界の片隅に やがて二人の朝が来る あふれる光が ほほの涙をうつし出す”で始まる千家和也訳詞の「愛のテーマ」は尾崎紀世彦が歌い50代~60代の女性に人気のある曲です。合唱曲も作られ盛んに歌われました。
秋本先生から音が後から、後から出て来るのでもっと前向きに歌いましょう。アルトやメゾがメロディーを歌っている時は他のパートはひかえめに歌いましょうと注文がつきます。
次は「マイ ウエイ」。ポールアンカ作詞1969年にフランク・シナトラのポピラーソングとして発売されエルビス・プレスリーも歌っていました。
日本では中島 潤による(「今船出が近づくこの時に〜」)の訳詞で尾崎紀世彦が歌い大ヒットした曲です。私は2番の歌詞が好きですね。
愛と涙とほほえみにあふれ
今思えば楽しい思い出よ
君に告げよう迷わずに行くことを
君の心の決めたままに
この曲歌うときは声も大きくなってみんなで合唱を楽しんでいる事がよくわかりました。
休憩の時に私の話も聞いてもらいました。有難うございました。
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