合唱団訪問記(いちはらグリーンエコー)
合唱団訪問記(いちはらグリーンエコー)
5月1日、いちはらグリーンエコーさんの練習を見学に行きました。 場所は有秋公民館です。視聴覚室の窓から見える新緑の丘が美しい。 指導者は秋本康子先生、伴奏は門田みはる先生です。 団員は22名で今日は18名の方がお集まりでした。
10:00から練習開始です。 まずはラジオ体操をしてから首を回し、腕を頭の上にあげてストレッチ、片足立ちなどして身体を解すと共に体幹を鍛えます。 次に歌う為の呼吸の練習です。 腹に力を入れる、お尻を引き締める、鼻から吸って、お尻、肋骨、腹に入れる。もっと息を吐く、お腹を出さない、シューと音をたてて強く吐くなど指示が有り、先生に合わせ10回ぐらいやります。 発声練習が始まります。 低い音から始まりアー、ア、ア、アー。半音ずつ上げてソプラノが苦しくなったら下げてきます。お腹を凹ましたままでと指示がありました。 発音が変わりますメ、エ、エ、エ、エー次はモ、モ、モ、モ、モーで、さらに母音を意識しながらマア、ミイ、ムウ、メエ、モオで練習。アルト、メゾ、ソプラノとパート毎の練習もありました。 最後はカデンツを皆で歌って終わりました。 曲の練習が始まります。
最初の曲は「マイ・ウエイ」。ポールアンカ作詞1969年にフランク・シナトラのポピラーソングとして発売されエルビス・プレスリーなんかも歌っていました。 日本では岩谷時子による(「やがて私もこの世を去るだろう〜」)と中島 潤による(「今船出が近づくこの時に〜」)の訳詞があり布施 明や尾崎紀世彦が歌い大ヒットした曲です。 女声合唱曲の最初は“今船出が近づくこの時に~”でアルトのメロディーが始まります。 一通り歌った後で“行くこと”は“ゆくこと”、“行くだけ”は“ゆくだけ”と発音するように指示がでます。ハミングの所も最初はラで歌って音程を憶えてからムでハミングします。 ピアノに合わせて何回も歌います。 アルトさんは、今日は3人なのでメゾから急きょ応援が出てからバランスが良くなりました。 “全ては心の決めたままに”の歌詞が何回も出てきます。 “すべて”は8部休符の後に8部音符で“すべて”です。“こころ”は8部音符の3連符です。この差をはっきりするように注文が付きます。その後もハミングの個所を直したりして歌う内にハモルようになってきました。 11:22分休憩。
二曲目は高野喜久雄作詞、高田三郎作曲の組曲「私の願い」から「いま私が欲しいのは」です。各パートが追いかけるように歌うので統制が取れないとゴチャゴチャになる難しい曲です。 「いま わたしがほしいのは 何も 見てない眼 何も 聞いていない耳 おしだまる口だ 抱けない腕と 立てない脚」で始まるこの曲、最初のところはアルト、メゾ、ソプラノの順に出てきます。 歌詞を読んじゃダメ、エコーだから少しずつ小さくするように。 メゾ、音が違うよ、おしだまる口だ~の“おしだまる”ちょっとすごみがいる。など指示が出ます。 「愛は泥であってほしい~」のところでは、アルト出番だよ。 秋本先生は強く叱ることはせず、歌ってみせ、辛抱強く指導されます。 団員の皆さんも集中が切れずに歌っています。パートが揃ってくると段々気持ちも盛り上がってきて声量も出てきました。12:30になって練習終了です。
休憩時間に訪問記をホームページに載せること、合唱祭への私の考えなどを聞いてもらいました。さらに「今日だけです」とコーヒーまで頂いてしまいました。
有難うございました。
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