合唱団訪問記(コール・レルヒ)

合唱団訪問記(コール・レルヒ) 

 4月18日にコール・レルヒさんの練習を訪問しました。 場所は姉崎公民館です。指導者は山本先生、伴奏は門田先生です。この日は団員12名の出席がありました。1名欠席だそうです。

 10時ちょっと過ぎて山本先生が到着。さっそく発声練習が始まります。ミノ、ミノ、ミノ、ミノ、ミーと低い音からスタートして半音ずつ上げて行きます。頑張り過ぎない、息の音が聞こえてはいけない、鼻に抜けていない、腰でささえる、鼻をならせ、次々と指示が飛びます。言葉もネヘ、ネヘ、ニヒ、ニヒ、ヌフ、ヌフ、ノホ、ノホと変わります。ソプラノの声が出なくなるまで高くなると次は下げて行きます。低い音も重要ですよ、終わりの音で息が漏れている、息を全部音にして、と指示が飛びます。さらにレガートでナア、ア、ア、アー。声が漏れないようにもっと寄せて、音量はいらないとまた指示が飛びます。ときには高い音がすごく綺麗と褒め言葉も有りました。30分くらいで発声練習が終わりました。

  始めの練習曲は「瑠璃色の地球」です。元の曲は松田聖子が1986年にリリースした人気のJ-POPです。2000年に開催されたコンサート動画はアクセス数が200万回を超えています。合唱曲でもアクセス数が25万回を超える動画があります。ルー、ルーのバックコーラスに合わせアルト、メゾ、ソプラノの順にメロディーを歌います。先生から“ハミングのパートはメロディーをよく聴いていないと自分が歌う時に合わない”と注文がつきます。歌っているうちにバックコーラスとのハーモニーが良くなってきます。先生は、楽にして、力はいらない等と指示を出す中で、着てきたちゃんちゃんこを脱ぎながら “セーターが縮んで腹が目立つ”と冗談も言われます。そんな楽しいトークを交えながら練習を続けて休憩に入ります。 休憩後も練習を繰り返すうちに先生の評価が“だんだん良くなってきた”、“いいじゃん、いいじゃん”と変わってきました。音も、リズムも明るい未来が見えてくるような曲でした。  

 2曲目は「冬が来る前に」です。元の曲は紙風船が1977年に発表したフォークソングです。坂の細い道を~で始まる古い曲ですが最近人気を取り戻しこちらも動画アクセス数が237万回もあります。合唱曲も多くの合唱団が歌っています。楽譜のコーダ、リピートの説明と戻る場所の確認をしてから練習がスタートです。前の曲と同じようなダメ出しがあり何回も繰り返し歌います。 最後には“いいじゃん”“いいじゃん”の褒め言葉がありました。J-POPは私のような年代の者にとってはリズムが難しいのが難点です。しかし練習が終わった後で思わず口ずさむ曲でもあります。

リズムに乗って楽しく聞かせてもらいました。有難うございました。


 

市原市合唱連盟

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