合唱団訪問記(コーロ・フィオーレ)

合唱団訪問記(コーロ・フィオーレ)

  4月16日にコーロ・フィオーレさんの練習を見学に行きました。 場所は八幡宿の青少年会館集会室です。指導者は井辻先生、伴奏者は荒瀬先生です。幅広い年齢の20名の団員がお集まりです。 

  最初は全員で片手を上下しながらアの発声でロングトーンの練習です。先生の音取り笛に合わせて発声します。揃った良い音が部屋中に響きます。段々調子が出て来ると個人レッスンが始まります。この日は3人の方がレッスンを受けていました。井辻先生は高校の先生でしたから生徒に教えるように詳細に丁寧に教えられます。姿勢良く、背筋を伸ばして、顎を引いて、胸を上げて、うなじを伸ばす、軟口蓋に当てるなど次々と指示が飛びます。 レッスンではエ、アーと発声しますが、アに変えたときに声の感じが変わったりします。“アで音が引っ込んでいる”。ダメ出しが多い中で綺麗に響く声が出ると、すかさず“いいね”と励まされます。声帯をちゃんと閉めないと良い音は出ない。声帯に息を通す為には筋肉が必要。筋肉を鍛えないとできないので言われて直ぐにできるものではないと先生がおっしゃいます。良い声を出せるようになりたいと思う人はフィーオーレさんに行けば基礎から勉強することができますね。 この間、他の人は静かに聞いています。約45分で発声練習は終わりました。

 最初の練習曲は信長貴冨さんの「風の季節・花の季節」から「移る季節」です。2008年に初演の比較的新しい曲です。秋に開催される演奏会で発表されるようです。 2曲目の「ほらね」は東日本大震災の後に歌で被災地を応援しようと生まれた曲です。僕らは一人じゃない、きっとね、誰も一人じゃないそれでも悲しい日があったら、涙が止まらない日があったらゆっくりそっと歌を歌おう、思い出詰まったあの歌をうたはあなたの大切なともだち、いつもそばいる大切なともだちだから先生から“会話の言葉は読み言葉とは表現が違う。作者の意図するところを表現する為には暗譜しなさい、読んだらだめです”と指導が入ります。2回、3回と練習を繰り返すうちに歌詞が聞き取れ美しいハーモニーになってきました。とても素敵な詩と曲ですね。 

  練習を見学させてもらって学生時代の合唱団にいた頃を思い出しました。熱心な指導と素敵なハーモニー、有難うございました。

市原市合唱連盟

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